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ツネログコラム#25「AFC U23アジアカップの日本開催とU-16日本代表の国際経験がもたらすもの」
2026年09月09日

皆さん、こんにちは。
男子アンダー世代の競技会において2つ、大きな動きがあったことをご報告します。
まずひとつは、AFC U23アジアカップ2028の日本開催が決定したことです。同大会は同年夏に開催されるロサンゼルスオリンピックの予選を兼ねており、出場枠が「3・5」から「2」に減ってしまうため厳しい戦いが予想されます。本大会に出場してメダルを獲得するという大事なミッションに向けて、まずはしっかりとアジア予選を勝ち上がらなければなりません。ホームで開催できることを心から嬉しく思います。
ほかに立候補した国がいくつかあった中で、施設や運営面での水準の高さを評価していただいたと思っています。費用面で一部負担しなければならないところはありますが、こうした国際大会を開催することは今後に向けたJFAの実績にもなります。われわれが目指すAFCアジアカップの日本開催、そして2039年以降のFIFA女子ワールドカップ招致に向けても大きな一歩になると思います。
また「JFA成長戦略2026-2031」では、日本代表の強化とともにアジアサッカー全体の発展に貢献し、その成長を日本がけん引していくことを掲げています。次代のアジアサッカーを担う選手たちに「日本でプレーできて良かった」と感じてもらえるような大会にしたいと考えています。
そしてもうひとつは、キプロスで開催されるUEFA U-17欧州選手権予選ラウンド1・グループ13の開催(10月27日~11月2日)にあわせ、U-16日本代表が出場チームのキプロス、ルーマニア、フェロー諸島と国際親善試合を行うことになりました。
選手の育成を考えると、早い年代で欧州トップレベルの競技会を経験できるような舞台が必要であり、昨年6月に欧州に出向いた際に欧州サッカー連盟(UEFA)側にストレートに相談したところ、良い感触がありました。というのも、SAMURAI BLUE(日本代表)が高いレベルにあること、UEFAとしてもさまざまなチームと試合をしておきたいこと、そしてUEFA傘下のクラブにとっては日本の若い才能を欧州でチェックできるということ。このようなメリットがUEFAを動かすことになりました。われわれとしてもUEFAと一緒にできる意義は非常に大きいと思っています。U-16日本代表の試合は公式戦扱いにはなりませんが、それでも欧州選手権予選真っ最中のゲームになるため、極めて公式戦に近い雰囲気で戦うことができます。
現在、UEFAと北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)がネーションズリーグの統合を検討しているという話があります。アジアサッカー連盟(AFC)もネーションズリーグ創設の方針を打ち出しており、各大陸の内外でサッカーを取り巻く環境が大きく変わり始めています。国内での取り組みを一つ一つ着実に進めていくことはもちろん、同時に世界のサッカーを取り巻く変化をしっかりと捉えながら、その流れの中で日本のサッカーをどう成長させていくのかを考えていくことが重要です。国内と世界、その両方に目を向けながら、日本サッカーのさらなる強化と発展に取り組んでいきたいと思います。
2026年9月
公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖
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